「イナゴ」や「億り人」など、巷で話題の仮想通貨の専門用語の意味や使い方を解説します。
イナゴ
好材料がある通貨に群がる投資家たちを揶揄する言葉。イナゴによって高騰した通貨はその後暴落するのが常なので、どこで売りぬけるかチキンレースの様相を呈する。
イナゴとは、上げ相場の際に「順張り」して波に乗っかろうとする投資家のことです。
一般的に揶揄を含んだ文脈で使われますが、イナゴトレードはうまくやれば利益をあげることも可能です。
イナゴトレードの基本は上げ材料のあるコインに後乗りで乗っかり、高値で売り抜けることにあります。イナゴはイナゴを呼び、いわゆるイナゴタワーを形成することがままありますが、イナゴトレードの理想はイナゴタワーのなるべく根元部分で買い、タワーのてっぺん付近で売り抜けることです。そのために大事なことは2点あります。
イナゴタワーの根元で買う
これは基本かつ最も大事なのですが「情報集」に尽きます。イナゴは情報に群れて買いを行います。イナゴが集まりそうな上げ材料をいち早く見つけることができれば、他のイナゴに先んじて安い値段で買いを入れることができます。
イナゴタワーのてっぺんで抜ける
こちらはとても難しいです。イナゴタワーを形成しているのはイナゴ、つまり長期保有する気が端からない集団なので、早々に利確が起こります。
そうなると売りが売りを呼び、タワーは一瞬にして崩れます。後には売り損ねたイナゴの無残な屍が残されるのみというわけです。
つまり売りが始まってしまうと売り抜けるのは至難の技です。
この状態を回避するには売りを入れるルールを決めておくことです。例えば10%上がったら売る。これを決めてルール通り投資を実行すれば、タワーのてっぺんよりだいぶ前に売ってしまい悔しい思いをすることもあるかもしれませんが、屍になる確率も減らすことができます。
投資に勝つのは自分を制することができる者(イナゴ)であることを胸に刻みながら今日も上げコインの探索に勤しみましょう。