ビットコインってなんとなく危なそう・・・と敬遠している人は、意外と多いと思います。
この記事を書いている私も最初は危なそうだという先入観から投資するのを見送っていました。
確かに、ビットコインに投資するということはリスクがあります。
しかし、例えば銀行にお金を預けるということにもリスクがないわけではありません。
銀行がつぶれてしまいお金が返ってこなくなる、ということは起こりうるリスクです。
しかし、多くの人は銀行にお金を預けることをリスクだとは思っていないでしょう。
これは、無意識のうちに「銀行に預けるリスク」を許容している、ということです。
ビットコインへの投資ももちろんリスクがありますが、それを許容できるかどうかはリスクを知らないと判断できません。
この項ではみなさんがビットコイン取引を始めるかどうか、リスクを許容できるかどうかを判断するお手伝いができればと思います。
また、ここで取り上げるリスクはビットコイン以外の仮想通貨にも大方当てはまるので、仮想通貨投資へのリスク、と読み替えていただいても構いません。
リスク①：相場の変動によるリスク
ビットコインは他の通貨とのレートが変動するので今の価値が明日も保証されるかというと、そんなことはありません。
今日200万円の価値があったBTCが明日には100万円になっているということも起こりうるわけです。
しかも仮想通貨はボラティリティ（変動の激しさ）が大きく、一般的な株式よりも値動きが大きい傾向にあります。
すなわち、大きく儲けられる可能性もあるが、大きく損をする可能性もある、ということです。ハイリスクハイリターンな投資対象といえます。
始めたばかりの人は、最初は小額から始めて、相場の動き方がわかってきてから金額を増やしていく方が良いでしょう。
リスク②：流動性のリスク
ビットコインの取引は、当然ながら売り手と買い手がいて成り立っています。
流動性のリスクとは、このマッチングが働かなくなるリスクのことを指しています。
ビットコインは今でこそ多くの取引者がいますが、名もなき草コインなどは、売りたくても買い手が現れずに売れない、ということが往々にして起こり得ます。
これが流動性のリスクです。
初心者の方は、最初は取引量の多いコインで始めることでこのリスクを小さくすることができます。
リスク③：システムリスク
これは仮想通貨ならではのリスクかもしれません。
ビットコインは完全に電子取引で行われています。
もしこのシステムがダウンしてしまうと、一切の取引ができなくなってしまいます。
また、電子取引の場合、一度実行した取引は基本的にやりなおすことができません。
間違えて意図していない額で注文を出してしまっても、それは自己責任というわけです。
リスク④：管理リスク
これはビットコインを管理する際に発生するリスクです。
ビットコインを管理する方法はネット上で管理する方法（ホットウォレット）とネットに繋がず管理する方法（コールドウォレット）があります。
ホットウォレットの場合、ハッキングなどに遭うと資産を一気に持っていかれるリスクがあります。
コールドウォレットはオフラインでの管理になるため、直接決済することができないなどの不便さがありますが、勝手に送金されてしまうといったリスクは下げることができます。
自分の用途にあったウォレットを選択することが大切です。
リスク⑤：取引所に関わるリスク
ビットコインなどの仮想通貨は現状、取引所と呼ばれるプラットフォーム上で売買が行われています。
この取引所が破綻したり、ユーザーの資産を持ち逃げしたりするリスクが取引所に関わるリスクです。
BFやCCのようなユーザーの多い取引所は比較的リスクが低いと考えられますが、草コインを買うために海外の取引所を利用する場合などは、信頼性の担保された取引所かをよく確認する必要があります。
多額のBTCを保管する場合は取引所ではなくウォレットを利用しましょう。
リスク⑥：規制リスク
これは、仮想通貨に対して国が画一的な規格を定めきれていないことに起因するリスクです。最近では韓国が仮想通貨に規制をかけてBTCはじめとする多くの仮想通貨が根を下げました。
このように、現実世界で仮想通貨がどう扱われるのか、まだ見通しが立たず、規制される方向に進んでいくと相対的に仮想通貨の価値も下落していくというリスクを孕んでいます。
このリスクを回避するためには日々のニュースのチェックを欠かさない、ということが一番です。
また海外の情報を収集しているTwitterアカウントなどをフォローするのもよいでしょう。
以上がビットコインの主なリスクになります。正直ビットコインへの投資は一般的な投資に比べてリスクが高い傾向にあると思います。
しかしそれは仮想通貨が発展途上であることに起因するものであり、裏を返せば仮想通貨市場はまだ伸び代があります。
今後仮想通貨が世界を席巻する可能性も大いにあり得ると考えています。今仮想通貨について知っておくことは、（もし実際に投資をしなくても）将来的にプラスと働くのではないでしょうか。
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