「ボラティリティ」や「億り人」など、巷で話題の仮想通貨の専門用語の意味や使い方を解説します。
ボラティリティ
ボラティリティとは、価格変動幅の比率のこと。仮想通貨市場はボラティリティが非常に高いため、一般的な投資商品に比べて投機的であると言われている。草コインは特に高い。
ボラティリティの高さは投資対象を選ぶ上で非常に重要な要素である。一般的にボラティリティが高い投資商品はハイリスクハイリターンであると考えて良い。ビットコインを始めとする仮想通貨はボラティリティが非常に高い。なぜボラティリティが高い商品はハイリスクなのか。これはボラティリティが高い商品を購入するトレーダーはどんなトレーダーなのかを考えればわかることである。長期的に資産運用をしようと考えるトレーダーは、期待利益率と実際の利益率との乖離が小さい商品、つまりリスクの少ない商品を選ぼうとする。そうなると必然的にボラティリティの高い商品には短期的な利益を求めるトレーダーが集まるため、激しい売買が行われ、価格が上下動しやすくなるのだ。そういう商品にはイナゴが寄ってくることが多く、ボラティリティを必要以上に高めることもままあるのである。
総括すると、トレードの初心者はいきなりボラティリティが高い商品に多額の資産を突っ込むのはやめたほうが良い。
仮想通貨を始める際も、いきなり草コインに投資するのではなく、比較的ボラティリティが低いビットコインなどから始めるとよいだろう。