「ガラ」や「億り人」など、巷で話題の仮想通貨の専門用語の意味や使い方を解説します。
ガラ
急激な暴落の際のチャートを名瀑ナイアガラの滝になぞらえて表現した言葉。年始のガラが記憶に新しい。「ガラッた」「ガラがくるぞ」などと使う。
ボラティリティが大きい仮想通貨の市場では、コイナーたちは日々「ガラ」に怯えながら過ごしていると言っても過言ではない。
ガラは一般的に、市場になにかしらのマイナス材料がもたらされた際に売りが売りを呼んで発生するケースが多い。
マイナス要素がそこまで大きくなければ、ある程度下がった段階で買い支えが入り相場は元に戻ろうとするからである。
ガラが発生するときは、投資家の誰もがポジティブな要素を見出せず、いわば市場総悲観状態に陥っているのだ。「下がっている今買っても、上がる気がしない」となると売りに対して買いが薄くなり下落は止まらず、そうなると売りが売りを呼んで下落幅が大きくなるのである。
しかし一方でFXをやっている場合、ショートで入ることができれば大きな財産を築くことが可能である。ただし、ガラはそうそう起きるものではなく、中途半端な下げは、すぐに上がり戻るので、タイミングを誤ると損失を被ってしまう。マイナス要因の市場に対する影響度を見極めることが大切である。
2017年12月に発生したガラを皮切りに、仮想通貨市場に対する警戒感は日増しに増しており、ガラが発生しやすい状況といえる。
ある程度の含み益を得たらこまめに利食いをしておくのが賢いかもしれない。