「円建て」や「億り人」など、巷で話題の仮想通貨の専門用語の意味や使い方を解説します。
円建て
暗号通貨の価値を日本円で表すこと。ビットコインで表すことは「BTC建て」という。
日本の取引所において取引を行なっていると、円建てで資産を確認することが多いのではないでしょうか。
アプリなどのチャート一覧画面でもアルトコインの価値は日本語で書かれていることが多いですよね。
下の画像はbitFlyerのアプリのスクショです。
日本人の我々は円で価値が表される方がしっくりくる、というのが大きいかもしれません。
では、なぜビットコイン建てなどという概念も存在するのでしょうか。それは、アルトコインの価値はビットコインの価値で決まっているからです。
つまり何が言いたいかというと、アルトコインの円建ては、アルトコインと円の価値関係を表しているのではなくて、アルトコインと「円建てのビットコイン」の価値関係を表しているということです。
例えば、ビットコインの円建てが50万円→100万円と2倍になった際に、
アルトコインのビットコイン建てが0.4btc→0.2btcと半分になったとします。
円建てでアルトコインの価値をモニタリングしていると、0.4btc×50万=200万円 → 0.2btc×100万=200万円
となり価値の変化に気づくことができなくなります。
つまりアルトコインの円建てはbtcの価値が間に挟まっているのでbtcの価値変動にも気をつけないと、アルトコイン本来の価値変動を見逃す可能性があるということになります。
とはいえ、多くのアルトコインはBTCと同じような価値変動で現状動いているので、そこまで気を張ることもないと思います。
アルトコインはビットコイン建てでみるのに慣れた方がいいですが、初心者のうちは円建てでも全然問題ないと思います。