「寝ポジ」や「億り人」など、巷で話題の仮想通貨の専門用語の意味や使い方を解説します。
ポジトーク
自分のポジション(売り・買い)に有利なような発言をすること。保持コインを高値で売り抜けるために、「BTCは250万までは確実に上がる」などと発言すること。
ポジトーク、それはイナゴを動かすための魔法の言葉である。特に影響力の強い人物のポジトークは非常に協力で時として相場を大きく動かすような事態となることもある。
ポジトークにおいて大切なのは、仕込みである。例えば上がっているコインを購入し、「〇〇コインはポジ材料しかない!あと◯万円は堅く上がるな!」などと発信する。すると情報を日々収集しているイナゴたちが飛びつき買いが買いを呼び、相場が上昇、ポジトークは信ぴょう性を増し、尚更買いが集まる、、、、そしてある程度の上昇で見切りをつけて売りぬけるのがポジトークの利用方法である。
正直このようにうまくいくことはほとんどない、というか全くないだろう笑
ポジトークの最たるものとして話題になったのはJPモルガンのCEOが仮想通貨をdisった件であろう。彼ほどの人物が、公式な立場として発信するくらいのことがなければポジトークとして成り立つことは少ないだろう。
ただし、上記の話はあくまでビットコインのような有名なコインの話であり、草コインとなると話は別である。草コインは市場がそもそも小さいため少しの投資家の動きが全体に与える影響がでかい。ツイッター界で有名な人が発信する、といったことがあるとそれに合わせて上下動するので注意が必要だ。
ポジトークに惑わされないようにすることは大切だが、それより大切なのは相場がなぜ動いているのかを把握することである。相場の動きがポジトークによるものだと分かっていれば冷静に対処することができるだろう。